「POSシステム」「勤怠管理システム」「予約システム」など【システム】と名の付く設備投資で補助金を受けたい事業者の多くは『IT導入補助金』を思い描くことが多いのですが、果たしてそれが正解なのでしょうか?

今回は【システム導入】で使える補助金についてご紹介します。

【システム導入】で使える補助金

【システム導入】で使える補助金は、IT導入補助金ももちろん使えますが、実はこれ以外にも使える補助金はいくつもあります。

国が主体の補助金では「IT導入補助金」「持続化補助金」「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」の4つすべて「システム導入」が補助対象となっています。

なので、システム導入で使える補助金は『IT導入補助金』だけではないんですね。

更に、地方自治体が独自に出している補助金の中にもシステム導入が補助対象となっている補助金が複数あります。

そのため、自社がある都道府県や市区町村のホームページなどを調べて該当する補助金があるかを調べてみるのもいいかと思います。

どの補助金が最適なのか?

では、どの補助金が最適なのか?

これは事業者の状況によってどれが最適かが異なるため一概には言えないんです。

例えば、新商品や新サービスのリリースに伴うシステム導入を考えているのであれば、『事業再構築補助金』や『ものづくり補助金』が補助金額も大きく、一番使いやすい補助金となる可能性が高いです。

あるいは、システム導入とSNS広告などのネット広告も一緒にやるということなら『持続化補助金』の方が最適となる可能性が高いです。

あとは導入時期も関係します。

現状、国から出ている補助金は原則『採択されて交付決定日以降の取り組みが補助対象』となっています。つまり、交付決定前に導入したものは補助対象外となってしまうんです。

ただし、『事業再構築補助金』だけは例外で、交付決定前の取り組みであっても遡って補助対象とすることができます(事前着手申請)。

単純に「システム導入のみ」であれば『IT導入補助金』も視野に入ってきますが、実はIT導入補助金は事業者が好き勝手システムを選べるわけではないのをご存知でしょうか?

IT導入補助金はITベンダーが提供するものしか補助対象とならない

IT導入補助金は『ITベンダー』と呼ばれるシステム提供業者が予め決められています。

そして、このITベンダーが提供するシステムしか補助対象にならないというルールとなっているんです。

つまり、好き勝手に発注業者を選んだり、システムを選ぶことはできず、あくまでも国から指定されたITベンダーが提供するシステムの中から自社が導入したいシステムを探して、見つかったらそのITベンダーに直接連絡して導入を進めていくという流れで行わなければならないんです。

導入したいシステムを提供している業者がすぐ見つかればいいですが、取引したことがないどんな会社かまったくわからない業者に依頼しなければならないリスクがあることを知っておかなければなりません。

実際、私の知り合いの会社でITベンダーとトラブルになったというケースが複数ありました。

まとめ

『システム関係の導入は複数の補助金が使える』

システム導入=IT導入補助金ではなく、自社の状況によってそれ以外の補助金も活用することができます。

特にシステム導入と同時にその他の設備投資も検討している場合には、必ずしもIT導入補助金が最適ではないということを知っておくといいかと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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